8の殺人 読了

 本日、我孫子武丸氏の8の殺人を読了しました。

 内容は、8の字屋敷で二人の目撃者の前で長男がボウガンで殺害される。雇い人の息子が殺害したとして逮捕されたが、殺害された長男の娘の雪絵が逮捕された彼が犯人ではないといい、速水警部補は木下刑事と再捜査を試みる。息子が犯人でないとすれば犯人は誰なのか? 8の字屋敷を舞台にした我孫子武丸氏のデビュー作。
 我孫子武丸氏の作品を初めて読んだのだけれど、ページ数が少ないこととデビュー作だからなのかはわからないけれど、読んでいてのめり込むほど面白くはなかったのが正直な感想。キャラクタがユニークなのはわかるんだけど、感情移入できなかった(→雪絵が再捜査をしてほしいという根拠がいまいち)のと、登場人物の人間性が見えないからなのかもしれない。 綾辻さんの「どんどん橋、落ちた」で書かれていた言い方で言えば「人間がかけてない」んだと思う。――お前が何を語るんじゃい! と言われたらごめんなさい、としかいえないけれど。
 そんな作品ではあったのだけれど、トリックはすごくよかった。謎が明確だったし、意外と簡単のようだけれど伏線がさりげなく置かれていて最後はやられた、といった感じ。犯人についても最初はそれはおかしいんじゃないかと思ったら、そのおかしいは合っていてどんでん返しが行われたのはよかったなあ。
 ぜひ、もっと書き込んだこの作品を読んでみたいですね。

 次は、三上延氏の「ビブリア古書堂の事件手帖」を読む予定。

スマホスタンド

 GW中にニコ生を見てたとき、ニコ生をパソコンで見ると作業が全くできないのでスマホでみようと試みていたのですが、スマホは当然平型なので机の上におくとパソコンやりながらだとやりにくいんですよね。なので、スタンドみたいなのあればいいなー、と思って、火曜日に買って来ました。100均で。
 もともと、100均で売ってたのは知ってたのでそれをほしいなあと思って買ってきたり。

 使ってみた感想的には結構便利です。100均のスマホスタンドなのでやすっちいですが、目線の位置にちゃんと来ますし(実はこれが一番心配だったり)Xperia Arcだとカメラの部分分頭が出ますが、iPhoneとかだと丁度のサイズなんだろうなあ。
 パソコンの隣において、Twitter画面を開いて常時Twitterを見ることができますし、私はSkypeをパソコンで立ち上げるのが嫌い(というよりメモリ消費が多いので、常に立ち上げるとパソコンがやられる)なのでスマホで立ち上げさせたり、ニコ生とかを横において視聴したりと結構できることが多いです。試してないけど、これで通話とかもできるんじゃないかなー。ちゃんとマイクありますが。
 充電もしっかりできるので常に画面を表示させることもできますし、家でもスマホを少しは活用できてます。

殺人は広告する 読了

 本日、セイヤーズの殺人は広告するを読了しました。

 内容は、ブリードン氏なる人物がピム広告社に入社した。先日階段から転げ落ちてなくなったヴィクター・ディーン氏の代わりなのだ。互いにやり取りし合う仲間たちの中で仕事を開始するが、やがてディーン氏の死因に疑問をいだき、彼は殺害されたと発見する――。広告社を舞台にした殺人と密輸麻薬を取り扱った事件。
 解説に書かれていたが、このタイトル「殺人は広告する」に深い意味はないらしい。確かに、私自身このタイトルは非常に魅力的だったのだけれど、内容を読んでいるとマッチしないタイトルだなあと思っていたら、解説でその回答を頂いたので非常に満足してたりする。
 毎回思うのだけれど、晩年のセイヤーズの作品はだんだん面白くなってくるし、それにともなって文量も増えている
 相変わらずセイヤーズの作品は膨大な量があるけれど、なんだろう逆にこれがよいというか、これだけの量を読むのが楽しい。誰の死体? や雲なす証言などはページ数的には少ないからなのか初期だからなのか個人的にはいまいちだった。
 ――と、まあ、ここまではいつもセイヤーズを読むと思ってることなのだけれど、この作品も面白かった。事件に直接関係ない話があって何の意味があるのか、と思った部分もあったがその何気ないところに事件の解決に導くものもあったり、今回の一人二役が面白かったりもしたし。あまり、イギリスの広告社が何をやっているかとかは興味はないけれど、読んでいてこういう感じなんだなー、と思って楽しかった。
 あと、トリックも秀逸とはいかないんだろうけど良かった。舞台が広告社である理由もバッチリだし、こういうちょっとした暗号もの好きだなあ。ただ、これと殺人を結びつけるだけだと、少々文量はとりすぎなんじゃないかな。
 今回は珍しくバンターがほとんど登場しなかったけど、面白い作品だった。

 次は、我孫子武丸氏の8の殺人を読む予定。

スイス時計の謎 読了

 本日、有栖川有栖氏のスイス時計の謎を読了しました。

 短編集。表題作の「スイス時計の謎」を含めた「あるYの悲劇」「女彫刻家の首」「シャイロックの密室」の四作品を収録した作品集。中編の長さのある作品が多め。
 「あるYの悲劇」:Yというダイイングメッセージが書かれた殺人事件。このYについてはあとがきにある考えと一緒で、ちょっと厳しいいんじゃないかなあと思ってたり。どちらかというと「やまもと」のほうが驚いたり。
 「女彫刻家の首」:この作品集で唯一の短編ぐらいの長さの作品。少々後味が悪く、もう少しはっきり終わって欲しかったなあ。
 「シャイロックの密室」:倒叙形式の密室もの。シャイロックは、ベニスの商人の登場人物。密室の謎もさることながら、倒叙だから犯人側の思想がわかって面白かった。自惚れた犯人だけれど、どこか愛嬌的なものがあったし。密室も絵画が動いた理由も面白かった。
 「スイス時計の謎」:表題作でアリスの同級生が登場する作品なので、とても新鮮だった。しかも、優等生ばっかりが登場するから話の内容がよくわからない感じで逆に面白かった。アリスのラブレターの話のその後も出てきたし、アリスをの心中が察せる作品でした。

 次は、セイヤーズの殺人は広告するを読む予定。

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